娘のワンピース、あともう少しで完成。
時には裁断までも膨大な時間を要し、縫うまでになかなか進めないこともあるけれど、その仕上がっていく過程を見ながら、感じながら楽しんでいます。
また出来たらアップします。
昨日は、五月中、出産間近なのに沢山通ってくれていた生徒さんが、産前の最後のレッスンでした。
生まれるまでに赤ちゃんの服と、できたら自分の服も作りたいとおっしゃっていたので、目標も達成して、無事に送り出すことが出来て私もほっとしていました。
この方もですが、hitotsudake生のみなさん、本当に素敵で優しい方ばかりで、私はすごく恵まれているなといつも思っています。
私の立ち位置は洋裁の視点からみると生徒のみなさんからしたら先生なのですが、
生徒さん方には洋裁以外の事も沢山学ばせてもらっています。
レッスンでは洋裁以外のことも色んなお話をすることも多く、それも私の楽しみであったりもします。
レッスンだから、仕事だから、という考え方があまり好きではなくて、
ひとりひとりの生徒さんを自分にご縁のあった大切な方の一人として、関わっていきたいと思っています。
なので洋裁教室ではありますが、仮に洋裁の用事がなくても、お近くにお越しの際はふらっと立ち寄ってもらえるような場所でありたいなと思っています。
昨日は生徒さんが一人お休みに入られましたが、代わって年末にご出産されてお休みでした生徒さんが今日は遊びに来てくださいます(^O^)
お母さんになったhitotsudake生に会えるのが楽しみです‼️
出産を控えた生徒さんも、レッスンお疲れ様でした(^O^)そしてありがとうございました。赤ちゃんの誕生を、
楽しみにしていますよ〜🌟
”お母さんが笑顔でいること”
これは自分も子どもを育てていく上で、
すごく大切なことなのではないかなと気づいたことです。
約10か月の妊娠期間から、
お母さんは自分のお腹の中にもう一つの命をかかえ、
自分のことよりも誰よりも、その命を大事に大事に育て、
つわり、不眠、様々な不調を乗り越えた後、命がけで出産します。
出産してからも、お母さんはいつも自分のことは後回し。
寝るのも、ご飯を食べるのも、まずは子どものことを考える。
寝不足でしんどくても、ご飯がちゃんと食べれなくても、
子どもが大丈夫ならいいか・・・。
それはやはり出産を経験した女性にしか出来ないことなのかもしれないけど、
無意識に世の中のお母さんは考えていることと思います。
自分もそうでした。
娘を産んでしばらくは、娘に全力を注いで頑張れたけれど、
常に子ども中心、自分の息抜く時間がなく、
体も心も日に日に疲れていく一方でした。
仕事も辞めてしまっていたし、お母さんとして以外の自信は、
まったくない状態でした。
外が寒い時期だったのもあって、
まだ小さな娘を連れて外に出かける気力もなくなり、
一日中パジャマのままの日もしばしば・・・・
子どもが小さいうちは、仕方がないか、と思う反面で、
このままでいいのだろうかとも思うようになりました。
そんな時、妊娠中に娘の誕生を心待ちにしていた時に作っていた服や小物が、
目につきました。
娘も3か月になり、そろそろ着せられる服もあるかな・・?
久しぶりの、わくわくした感じ。
ふと、お昼寝の時間でできそうな、ちょっとしたものでも、また、作ってみようかな・・・?
これから、こんなのを着せてみたいなぁとか、
こんなものが作れたらいいなぁとか、
手を動かしていない時も、すごくすごく楽しかったのを覚えています。
それから子どもの服や、小物、自分をお揃いの服など、
子どもが寝ている間など、1日のうちのほんの少しではありますが、
ミシンを再開して、自分の気持ちもすごく安定してきました。
結果、子どもにも、家族にも、そして自分にも優しく穏やかになれるようになりました。
子どものことに一生懸命になるのはもちろん、素晴らしいことですが、
それでイライラして子どもや家族にあたってしまうのであれば、
私は時々でも、お母さんだって、自分の好きなことをする時間を作ることは悪いことではないと思います。
私はたまたま縫物が自分にハマったのでやっていますが、
一日のうちほんの少し、本を読む・音楽を聴く・おいしいお菓子を食べる・・・・
なんでもいいので、自分が楽しいと思える事をするだけでいいと思います。
自分の時間を持つことは、別に子育てをサボっているわけでもないし、
子どもも家族も、お母さんに笑顔でいてほしいはず。
そんなことを気づいた頃から、ソーイング教室をいつか開きたい!という新たな目標ができました。
もちろん、綺麗に縫うためのコツなどもお伝えはしますが、
上手に縫えなくてもかまいません。
お母さんが子どものために何か作ってあげたいなという気持ちと、
出来た時の喜び、そんな感覚を一緒に感じられることが大切だと思っています。
そうして暖かな家族のつながり、子供たちが穏やかに育っていける環境づくりにも、
少しながらでも貢献できたらうれしく思います。